二軸押出機で試作を重ねると、次にスクリュ回転数、吐出量、バレル温度のどこを変えるか迷うことがあります。運転条件と、樹脂温度、トルク、圧力、品質結果を同じ試験データとして比べると、次の試験で何を確かめるかを整理しやすくなります。
3回の試験A、B、Cから次の試験Dを考える具体例を使い、二軸押出機の運転条件と混練結果の見方を整理します。回転数、吐出量、温度が押出中の状態とどう関係するかは、押出機メーカーの技術資料と二軸押出の研究例をもとに説明します。[1][2][3]
ある熱可塑性樹脂コンパウンドで、A、B、Cの3条件を試したとします。目標は、社内品質指標88以上、樹脂温度225℃以下、トルク負荷65%以下とします。社内品質指標は0~100の説明用評価値で、高いほど狙った混練結果に近いものとします。
表1 A、B、Cの運転条件と結果:3回の試験で設定した運転条件と、そのときの樹脂温度、トルク、圧力、品質結果を同じ行に並べています。
| 試験 | 運転条件 | 結果 | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 試験 | スクリュ回転数 | 吐出量 | バレル設定温度 | 樹脂温度 | トルク負荷 | ダイ圧力 | 社内品質指標 |
| A | 200 rpm | 4.0 kg/h | 200℃ | 211℃ | 60% | 3.9 MPa | 72 |
| B | 300 rpm | 6.0 kg/h | 200℃ | 220℃ | 58% | 3.5 MPa | 87 |
| C | 400 rpm | 6.0 kg/h | 200℃ | 232℃ | 53% | 3.1 MPa | 92 |
Cの品質指標92は3試験で最も高い値です。樹脂温度232℃は目標範囲から外れています。Bは品質指標87で目標まであと1、樹脂温度220℃とトルク負荷58%は目標範囲です。3試験を目標に照らして比べると、次の試験はBを出発点にすると考えやすくなります。
先に答え
- 欲しい品質と運転上の目標を決めます。
- 運転条件と結果を同じ試験データとして並べます。
- 目標に近い試験を出発点にします。
- 比較しやすい試験同士で、どの運転条件が違うかを見ます。
- 次の試験で何を確かめるか決めます。
- 実際に試し、結果を同じデータへ追加します。
A、B、Cでは、BとCの吐出量が6.0 kg/h、バレル設定温度が200℃で共通し、スクリュ回転数だけが300 rpmと400 rpmで違います。このBとCを比べると、次にどの回転数を試すかを考えやすくなります。
試験データの作り方
運転条件、押出中の状態、品質結果を対応づけて残す
一回の試験では、設定した運転条件と、押出中の状態、品質結果を対応づけて記録します。この形で記録すると、試験同士を比べやすくなります。
運転条件
- スクリュ回転数
- 吐出量
- バレル設定温度
トルク負荷
ダイ圧力
品質結果
- 社内品質指標
- 機械特性など
二軸押出機メーカーのテクノベルは、運転中に変更できる操作変数の例として、スクリュ回転数、材料投入量、バレルや金型の温度設定を挙げています。[1]
Thermo Fisher Scientificの二軸混練に関する技術資料では、スクリュ回転数や供給量と、溶融温度や滞留時間などのプロセス状態との関係が説明されています。[2]
これらの技術資料で扱われている項目を参考に、表1では次のように分けました。
運転条件(設定する値)
- スクリュ回転数
- 吐出量
- バレル設定温度
押出中の状態(測定・確認する値)
- 樹脂温度
- トルク負荷
- ダイ圧力
品質結果(できあがった材料の評価)
- 社内品質指標
一つの試験について、この3種類の情報を同じ行に記録すると、「どの条件で、押出中に何が起き、どの品質になったか」を後から追いやすくなります。
試験結果を比べるときは、材料名や配合、スクリュ構成、使用した押出機、フィーダー条件、測定方法も確認します。例えばBとCで材料配合やスクリュ構成まで違っていれば、結果の差がスクリュ回転数によるものか、材料配合やスクリュ構成によるものかを切り分けられません。
次の一手を決める
BとCを比べて、Dで何を確かめるか決める
表2 BとCの運転条件と結果:吐出量とバレル設定温度が同じBとCを抜き出し、回転数だけが違う2条件で品質指標と樹脂温度がどう変わったかを比べます。
| 試験 | 運転条件 | 結果 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 試験 | スクリュ回転数 | 吐出量 | バレル設定温度 | 樹脂温度 | トルク負荷 | 社内品質指標 |
| B | 300 rpm | 6.0 kg/h | 200℃ | 220℃ | 58% | 87 |
| C | 400 rpm | 6.0 kg/h | 200℃ | 232℃ | 53% | 92 |
Cは品質指標92で品質目標を満たしていますが、樹脂温度232℃は目標範囲から外れています。
Bは品質指標87で目標まであと1です。樹脂温度220℃とトルク負荷58%は目標範囲です。品質目標に近く、樹脂温度とトルク負荷も目標範囲に入っているため、この説明例ではBを次の試験の出発点にします。
BとCで共通しているのは、吐出量6.0 kg/hとバレル設定温度200℃です。違うのはスクリュ回転数で、Bが300 rpm、Cが400 rpmです。
次の試験Dでは、BとCの間にある350 rpmを試します。吐出量6.0 kg/hとバレル設定温度200℃はB、Cと同じ値にします。
品質指標87
樹脂温度220℃
結果は未測定
品質指標92
樹脂温度232℃
表3 次に試すDの運転条件と確認項目:350 rpmで、品質指標が88以上に届くか、樹脂温度が225℃以下に収まるかを実測します。
| 試験 | 運転条件 | 確認する目標 | |||
|---|---|---|---|---|---|
| 試験 | スクリュ回転数 | 吐出量 | バレル設定温度 | 社内品質指標 | 樹脂温度 |
| D | 350 rpm | 6.0 kg/h | 200℃ | 88以上 | 225℃以下 |
実測値があるのは、Bの300 rpmとCの400 rpmです。350 rpmで品質指標と樹脂温度がどの値になるかは、まだ測定していません。そこでDを実際に試し、350 rpmでの品質指標、樹脂温度、トルク、圧力を測ります。
Dの実測結果をA、B、Cと同じ表へ追加すると、300 rpm、350 rpm、400 rpmの3条件を実測値で比べられるようになります。次の条件(E)は、その新しい比較結果を見て決めます。
運転条件とプロセス状態
回転数や吐出量を変えたら、樹脂温度や圧力も一緒に確認する
運転条件を変えると、材料が受けるせん断や熱、材料が押出機内にとどまる時間(滞留時間)も変わります。そのため、スクリュ回転数や吐出量を変えた試験では、設定した運転条件と一緒に樹脂温度や圧力も記録します。
テクノベルの技術解説では、スクリュ回転数は材料に加わるせん断速度、材料投入量はスクリュ溝内の充満状態に関係すると説明されています。バレル温度は、ヒーターで材料を外側からどの程度加熱するかを決める設定です。[1]
同じ資料では、吐出部の樹脂温度は材料が受けた熱履歴を確認する値、樹脂圧力はダイ内の流動状態や圧力バランスを確認する値として説明されています。材料が押出機内にとどまる時間(滞留時間)は、スクリュ回転数、投入量、スクリュ構成などによって変わります。[1]
つまり、運転条件を変えた試験では、設定値と実測値をセットで見ることが大切です。回転数や吐出量を変えた結果、樹脂温度や圧力がどう変わったかまで記録すると、条件変更によって押出中の状態がどう変化したかを追いやすくなります。
Thermo Fisher Scientificの技術資料では、供給量を増やすと平均滞留時間が短くなり、滞留時間分布の幅も小さくなると説明されています。また、高いスクリュ回転数では、混練部への機械的エネルギー入力(スクリュの回転によって材料に与えられる、せん断・混練のエネルギー)が増え、その結果、溶融樹脂の温度が高くなった例を示しています。[2]
簡単に言うと、吐出量を変えると材料が押出機内にとどまる時間(滞留時間)が変わります。スクリュ回転数を上げると材料へのせん断が強くなり、その機械的な仕事の一部が熱に変わることで、樹脂温度が上がる場合があります。これがせん断発熱です。回転数を変えた試験で、品質結果と実際の樹脂温度を一緒に確認する理由がここにあります。[2][3]
Takadaらは、PPS(ポリフェニレンサルファイド)とエラストマーを高速二軸押出機で混練した研究で、バレル温度を300℃に固定し、スクリュ回転数を変化させて樹脂温度と衝撃強度を調べています。最初の混練部直後で測定した樹脂温度T1は回転数とともに上昇し、最大417℃に達した条件がありました。高い樹脂温度の条件では、材料の熱劣化とCharpy衝撃強度の低下も確認されています。[3]
バレルの設定温度を同じにしても、スクリュ回転数が変われば、材料が実際に受ける樹脂温度は大きく変わる場合があります。運転条件を比較するときは、「バレル設定温度」と「実際の樹脂温度」を別々に記録し、設定した条件に対して材料がどのような熱履歴を受けたかを確認します。表1で2つの温度を別の列にしたのは、この違いを見えるようにするためです。
因子が増えたとき
回転数、温度、配合を同時に比べたいときの実験計画法
BとCは吐出量とバレル設定温度が同じなので、スクリュ回転数の違いに注目して比べられます。実際の材料開発では、回転数、温度、配合、原料の投入位置など、複数の条件を同時に検討する場面もあります。
検討する条件が増えると、試験を一つずつ追加するだけでは、どの条件が結果と強く関係しているかを整理しにくくなります。こうした場合に使われる方法の一つが実験計画法(DOE)です。試験を始める前に条件の組み合わせを計画し、複数の条件と結果の関係をまとめて評価します。
Irfanらは、ケナフ繊維とポリプロピレンのコンポジットについて、バレル温度、繊維投入位置、繊維量をTaguchi法(実験条件の組み合わせを設計する方法の一つ)で組み合わせ、ANOVA(分散分析)で各条件と機械特性の関係を評価しています。[4]
この研究が示しているのは、二軸押出やコンパウンドでも、複数の条件を同時に検討するときに、試験する組み合わせを先に設計して評価する方法が使われていることです。回転数、温度、配合などを同時に比較したい場合は、DOEを使って試験条件の組み合わせを計画し、各条件と結果の関係を整理できます。
蓄積データを使う
蓄積した条件と結果を、次の試験条件の判断に使う
試験数や条件の組み合わせが増えると、表を目で追うだけでは、どの運転条件や押出中の測定値が品質と強く関係しているかを見つけにくくなります。Takadaらの研究は、蓄積した二軸押出データを解析し、その結果を次の試験条件へつなげた具体例です。
Takadaらは130条件の実験データを使い、エラストマーの種類、配合量、スクリュ回転数などの運転条件に加えて、モータートルク、樹脂圧力、複数位置の樹脂温度などをRandom Forest(機械学習手法の一つ)で解析しました。予測したのはCharpy衝撃強度で、材料が衝撃を受けたときの壊れにくさを評価する指標です。[3]
解析では、エラストマー配合量に次いで、最初の混練部直後で測定した樹脂温度T1がCharpy衝撃強度の予測に強く寄与しました。研究者らはこの結果を受けてバレル温度を下げ、T1を約310℃に保つ条件を追加で試験し、衝撃強度が実際に高くなることを確認しています。[3]
簡単に言うと、この研究では、高いスクリュ回転数でせん断発熱が大きくなり、樹脂温度T1が上がりすぎると材料が劣化し、衝撃強度が低下することが問題になっていました。そこで蓄積したデータを機械学習で解析したところ、最終的な衝撃強度を予測するうえでT1が重要な手掛かりだと分かりました。研究者らは、T1を約310℃に保つようにバレル温度を調整し、追加実験で衝撃強度の向上を確認しました。[3]
運転条件、押出中の実測値、最終品質を一つの試験データとして残しておくと、機械学習を使って「どの項目が品質の予測に役立つか」を調べられます。Takadaらの研究では、樹脂温度T1が重要な手掛かりとして見つかりました。研究者らはT1が約310℃になるようにバレル設定温度を下げ、追加実験で衝撃強度を確認しました。現場でも、品質予測に役立つプロセス状態を見つけ、その状態を確認するために次にどの運転条件を試すかを考える材料にできます。
実測値
品質結果
関係を調べる
役立つ項目
条件を調整する
結果を追加する
機械学習手法の一つであるRandom Forestでは、過去の試験データから、スクリュ回転数や樹脂温度などの項目とCharpy衝撃強度との関係を学習します。機械学習では、学習した関係を使って、入力した条件や測定値からCharpy衝撃強度を予測します。この予測に使う仕組みを「モデル」と呼びます。
Random Forestでは、予測に使ったスクリュ回転数、配合量、樹脂温度などの各項目について、その項目が予測にどの程度役立ったかを数値で表すことができます。この数値を「重要度」と呼びます。簡単に言うと、機械学習でCharpy衝撃強度を予測するときに、どの項目がどの程度重要な手掛かりになったかを数値で比べたものです。
Takadaらの研究では、エラストマー配合量の重要度が50%以上で最も高く、次に、最初の混練部直後で測定した樹脂温度T1が17%でした。それ以外の項目は10%未満でした。つまり、T1の17%はエラストマー配合量より低いものの、ほかの項目と比べると、Charpy衝撃強度を予測するうえで重要な手掛かりだったことを示しています。[3]
この17%は、このRandom Forestモデルにおける予測上の重要度を表した値です。T1を変えたときにCharpy衝撃強度が17%変化する、という意味の数値とは異なります。T1と衝撃強度の関係をさらに確かめるには、解析結果をもとに実際の運転条件を変え、追加実験で結果を確認します。
そこでTakadaらは、解析結果だけで判断を終えず、T1が約310℃になるようにバレル設定温度を下げて追加実験を行いました。その結果、衝撃強度が実際に高くなることを確認しています。
この研究は、機械学習で「品質を予測するときに注目すべき項目」を見つけ、その解析結果を参考に次の運転条件を決め、実機で確認するという進め方を示しています。データ解析で注目すべき項目を絞り、その項目を確認するための運転条件を決めて実機で試します。そこで得た実測値を試験データに加え、次の運転条件を決める材料にします。
UIDCS (逆設計・条件探索プラットフォーム)
欲しい結果から運転条件の候補を探す
A、B、Cの3試験なら、人が表を見て次のDを考えられます。試験データと候補条件が増えると、複数の品質結果や運転状態を一つずつ見比べる作業も増えます。
シムロンでは、手元にある運転条件と結果のデータから、次に確認する条件候補を比較する作業を支援するため、UIDCS (逆設計・条件探索プラットフォーム)を開発しています。
UIDCSは、手元にある実験、製造、解析などの「条件」と「結果」のデータを使い、どのような条件のときに、どのような結果になったのかという関係を、機械学習によってモデルに学習させます。
そのモデルを使って、まだ試していない条件の結果を予測し、欲しい結果に近い条件候補を探すことを目的としています。
二軸押出では、スクリュ回転数、吐出量、温度、材料や配合などを「条件」、樹脂温度、圧力、トルク、品質値などを「結果」として整理できます。
例えば、品質指標88以上、樹脂温度225℃以下、トルク負荷65%以下を目標にするとします。UIDCSでは、過去の試験データから運転条件と結果の関係をモデルに学習させ、そのモデルで未実施条件の品質指標、樹脂温度、トルクなどを予測します。技術者は複数の予測結果を見比べ、設備、材料、実際に運転できる範囲も確認しながら、実機で試す候補を選びます。
UIDCSは現在開発中です。候補を選んだ後は実機で品質と運転状態を測定し、その実測値を次の条件判断に使います。
確認して次へ戻す
実測結果を記録し、次に試す条件を決める
Dを実際に試したら、空いている結果欄を実測値で埋めます。
表4 Dの実測結果を追加する欄:試験後に樹脂温度、トルク、圧力、品質指標を同じ行へ追加します。
| 試験 | 運転条件 | 実測結果 | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 試験 | スクリュ回転数 | 吐出量 | バレル設定温度 | 樹脂温度 | トルク負荷 | ダイ圧力 | 社内品質指標 |
| D | 350 rpm | 6.0 kg/h | 200℃ | 実測後に記録 | 実測後に記録 | 実測後に記録 | 実測後に記録 |
Dが目標に近い結果になった場合も、目標から離れた結果になった場合も、その実測値は次の条件を考えるためのデータになります。
技術者が運転条件を選び、実機で結果を確認し、その実測値を試験表へ追加します。この繰り返しによって、次の条件を考えるためのデータが一行ずつ増えていきます。
まとめ
二軸押出機の次の運転条件は、どう決める?
- 欲しい品質と運転上の目標を決める。
品質だけでなく、樹脂温度やトルクなど、守りたい条件も決めます。 - 運転条件と結果を同じ試験データに残す。
スクリュ回転数、吐出量、バレル設定温度と、樹脂温度、圧力、トルク、品質結果を対応づけます。 - 目標に近く、比較しやすい試験を選ぶ。
比較する試験で、どの運転条件が同じで、どの条件が違うかを確認します。 - 次の試験で何を確かめるかを決め、実機で測定する。
新しい実測結果を既存データへ追加し、その結果を見ながら次の条件を決めます。
説明例では、Cの品質指標92が最も高くても、樹脂温度232℃が目標から外れていました。Bは品質指標87で目標まであと1、樹脂温度220℃とトルク負荷58%は目標範囲です。
そこでBを出発点にし、BとCで違っていたスクリュ回転数の間にDの350 rpmを置きました。Dでは、品質指標と樹脂温度がどう変わるかを実測します。
検討する条件が増えたときは、DOEを使って試験条件の組み合わせを計画する方法があります。試験データが増えたときは、機械学習を使って、運転条件や押出中の測定値と品質結果の関係を解析し、次に確認する条件候補を絞る方法もあります。回転数を変える試験では、バレル設定温度と実際の樹脂温度を別々に記録し、両方を比べます。
References
参考文献・技術資料
- 株式会社テクノベル「二軸押出機における運転条件の実務的整理」2026年1月8日公開、2026年8月16日参照。公式技術記事
- Thermo Fisher Scientific, “Relevant process parameters for twin-screw compounding,” Application Note, accessed 2026-08-16. 公式PDF
- Takada, S., et al., “Machine learning assisted optimization of blending process of polyphenylene sulfide with elastomer using high speed twin screw extruder,” Scientific Reports, 11, 24079, 2021. DOI: 10.1038/s41598-021-03513-3. Publisher page
- Irfan, M.S., Umer, R., Rao, S., “Optimization of Compounding Parameters for Extrusion to Enhance Mechanical Performance of Kenaf-Polypropylene Composites,” Fibers and Polymers, 22, 1378–1387, 2021. DOI: 10.1007/s12221-021-0676-8. Publisher page
